2011年12月20日 (火)

必殺からくり人血風編

モスピーダの版権許諾結果が未だに出ないので、最近CSで観たTVの話でも書いちゃう。

『必殺からくり人 血風編』
第4話までしかまだ観てないが、なんとまだ一回も

「おい、しっかりしろい!」
「こ、この金で恨みを・・・(ガクッ)」

・・・というお馴染みのやり取りが無い。
それどころか頼み人すらいない。
当然お金を出してくれる人がいないのに仕置きをすることになり、

元締めのおりく(草笛光子)が「もうお金にならない仕事はこれっきりでやめましょうね」
と毎回のようにぼやくことになるのだ。

で、このお馴染みのやり取りがないからこの作品は凄く面白い。
後期仕事人はパターンにこだわり過ぎだったのだ、と改めて思う。

余談だが、この金にこだわらない姿勢は『必殺仕業人』第一話ラストの

剣之介(中村敦夫)「もうちょっと金にならないかな」
主水(藤田まこと)「バカヤロウ」

というやり取りと対極だな。

まあ、仕業人は主水が前作『必殺仕置屋稼業』の最終回において捕縛された仲間・市松(沖雅也)を逃がしたため牢廻りに降格され、よって中村家の財政はそれまでのシリーズ中最も困窮しており、新メンバーの剣之介などは脱藩して女と逃げ、その際に人を斬っているというお尋ね者で当然金などなく河原のほったて小屋で暮らしているという具合なので当たり前といえば当たり前なのだが・・・。

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2010年10月27日 (水)

装甲騎兵ボトムズ 『ケース;アービン』

いつか新天地へ誘ってくれる移民船へ乗ることを夢見ながら、妹と一緒に街外れで整備工場を営む帰還兵の青年・アービンが主人公。
アービンには秘密が二つあった。ひとつは、バトリングの八百長試合で負け役を請け負って稼いでいること。なんで内緒なのかっていうと、妹はアービンがATに乗って戦うことを嫌がるから。そしてもうひとつの秘密は、戦争で彼が遭遇した「ある事件」のことであった・・・。

ある日、アービンはいつもの負け役を引き受ける。その試合の対戦相手のペイガンってのが人呼んで「血まみれの死神」の異名をとる「バトリングは戦場、敗者は死すべし」というおっかないポリシーの持ち主で、このポリシーに則って対戦相手は皆殺しにしちゃう。もう泣こうが喚こうが雇い主が制止しようがお構いなしっていうどっか懐かしい感じがする人―しかし声は福山潤であって広瀬正志ではないのだった、広瀬さんは他の役で出演されている―だが、アービンはそのペイガンのATを華麗な操縦テクニックで追い詰め、打ち倒し、コックピットに銃口の狙いを定める。が、その銃口が火を吹くことはなかった。そのためベイガンの反撃を許し、アービンは敢え無く逃げ出し、敗北する。
まあ、負け役だから勝っちゃマズイんだけど、ここでどうみても途中で一度完全に勝ってるため、「あの野郎わざと負けやがったな!」とペイガンに目を付けられることになっちゃうんだね。

アービンへの執着が狂気を帯びてくるペイガン、これにアービンと契約したい美少女マッチメイカーや、アービンの昔馴染みで早く移民船に乗りたいマッチメイカー・シラフ(こっちは男ね)の思惑が絡んで、物語はペイガンとアービンの最終決戦へと向かうのであった・・・。

メカについて

観るまで知らなかったんだが、この作品でも普及機はスコープドッグなんだね。主人公達がバトリングで乗るのは改造機だけど、格納庫には普通のドッグが並んでいる。回想シーンではタートルらしき機体も出ていたし。あ、回想シーンではおなじみのAT搭乗服が出てきます。どうやら主人公がバトリングでおかしなメットを被っているのはヒールとしての演出なんでしょうな。
そして・・・やっぱりATはセルがいいよね、うん。

その他

主人公が帰還兵だったり過去に戦場でトラウマがあったり治安警察が出てきたり、過去のボトムズでのお約束を大事にしているんだな、と強く感じた。バトリングを舞台にしていることや虐殺シーンが結構あったりするところから青騎士に近い空気感もあるかな。だから過去のボトムズでいうと、雰囲気ははままさのり脚本のビッグバトルに一番近い・・・かも。
ただ、キャラクターとしての重みはビッグバトルのニーヴァより、本作のペイガンに軍配を上げたい。その理由は・・・劇場でラストシーンを観ておくれw

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